日々の記録

物欲にまみれた日々です。お人形遊びをしています。

「怪談と名刀」読んだメモ

「怪談と名刀」本堂平四郎
著者は警視を退職後、実業家になり、晩年に文筆活動、刀剣の研究をした人だそうです。岩手県一関市の出身。
「死霊の応援団」で紹介された刀工孫六一家の刀を鍛治研究のために折ったりしてるので、よほど刀に関心があったみたいです。

刀剣乱舞に登場する刀が紹介されていた話
「夜泣き石のほとりで 」小夜左文字
「螢と名刀 」螢丸、愛染国俊

関連する刀工に触れていた箇所
「虚空に嘲るもの」備前国長船住光忠の紹介、花実兼備が持ち味
「鬼女狂恋」藤四郎吉光の紹介、正真と見るべきものが少ない
「怪猫邪恋」青江
「俳友巣仙」国広。洛陽堀川住信濃守藤原国広と銘す。慶長以降比肩する巨匠なし
「富田城怪異の間」織田信長備前国長船住光忠の刀を収集していた。
「首がとんでも」和泉守兼定

刀にまつわる怪談話が28編。どれも怪談話、刀工の説明、刀の特徴という構成。文体は古く馴染みのない言葉も出てくるけど短くて読みやすい。
内容としては作り話や誇張された話も多いのだろうけど、年取った山賊が乳飲み子のいる女をさらっては健康のために乳を吸うとか、思いやりのない地主の娘が下男をいびり殺したとか、嫉妬深いあまり女が夫を十日間監禁し床から出られぬようにしたとか、こういうことは実際に起こったのかもしれないなあ…と、しみじみとした気持ちになる箇所も多々あった。

気になる人たち
ダイ・ハードの巻き込まれ主人公並みの不運さと不死身さと刀よりもむしろ怒りの鉄拳が印象的な「血を吸う山賊」の岩捲藤平

・悪源太義平「邪神の犠牲」